会社は社会の入り口である

ブレインワークスグループCEO
近藤 昇(こんどう のぼる)

これは、私が常に会社説明会の場で、学生の皆さんに伝えてきたメッセージです。バブル崩壊と共に日本の社会は大きく変わりました。昭和30年代の高度成長期と異なり、先行きは不透明の時代が続き、なおかつ現在もそして未来も、誰も予測しえない不安定な世の中であることは否定できません。
弊社は、日本が大きな変化に見舞われた20年を駆け抜けてきました。創業から新規事業の展開、そして海を越えて、海外への活動など・・・。振り返ってみても、大きな変化の連続でした。もちろん、たくさんの失敗と成功を経験してきました。その中でも、私たちは常に時代の2歩先を走り続けるイノベーション企業であったと自負しています。
ダーウィンの進化論的な見地で言えば、変化の時代に生き残るのためには、その変化への適応力が求められます。これからのビジネスパーソンも、この変化に適応できなければ生き残ることはできません。これは冒頭で述べた、「会社は社会の入口」のフレーズに深く関係してくるのです。
社会の変化に適用するためには、社会の現実を直視しなければなりません。では、今の日本で何が起こっているのか? 少子高齢化のさらなる進展、終身雇用制の崩壊、インターネット普及の光と影、デフレ経済の進行、アジア新興国の台頭、第一次産業の没落と再生・・・。この数年を見ても、日本経済は変化の荒波の中で右往左往を繰り返しています。
そして弊社の事業領域は、まさにこれらの時代の潮流に合致したものが多く含まれています。まさに、時代の変化を実感し、社会の現実を直視するには最適の会社といえます。
この社会の変化の荒波を克服できる基礎体力をぜひ身につけていただきたいと思います。しかし、この訓練は一朝一夕でなしえるものではありません。短期的な視点ではなく、中長期的な視点で自身のキャリアプランを組み立てて成長してもらいたいと考えています。ぜひ、面接の場では皆さんの10年後の夢を聞かせてください。その夢を実現するためにも、弊社で基礎体力を身につけ、大きく羽ばたいてください。