秋の賑やかなイベントのスタートとなったアジアビジネスカンファレンスｉｎ大阪。
９月２日、大阪天満橋のエル・おおさかで開催し、賑やかなうちに翌日からの東京
開催へバトンを渡すことができました。

９月２日は午前が建築・建設業界のテーマ、そして午後には食と農業のテーマの
２部構成でした。

午前では『職人が消える日本〜これからの建設ビジネスの潮流はアジアへ〜 』を
テーマに、ブレインワークスグループＣＥＯ近藤昇、アジアビジネスインベスト
メントの小山雄二氏が講演いたしました。

近藤からは、ベトナム、東南アジアのビジネス全体を俯瞰した時代背景から日本の
中小企業がいかにアジアを連携していくべきか、どういったビジネスチャンスがある
かを、今後の建築建設の業界が抱える人材の問題などにも言及しつつ、お話をいたし
ました。

またアジアビジネスインベストメント小山氏は、多数の建築現場写真や街の様子などの
動画など、工夫された表示を用いながら、ベトナムの実際の街並み、建物の品質の現状、
携わられている案件の現状レポートなど深くベトナムの建設現場に踏み込んだ内容で
ご講演いただきました。ベトナムにも日本品質を導入できるチャンスがいかにあるか、
具体的でより説得力あるお話でした。

午後は、『アジアの農業＆食ビジネス最前線』のテーマにて４人の講師が華やかに
登壇いたしました。

再びブレインワークスグループＣＥＯ近藤が講演し、午後は農業ビジネスの可能性に
ついてお話いたしました。すでにアジアで活躍している経営者、生産者などの事例を
踏まえながら、日本の都合だけの考えや方針のみによらず、いかに日本とアジアが
手を携え、食と生産の今後について考えていくべきかの提言を盛り込んだお話をいたし
ました。

お二人目は、Harmony Life International 大賀社長にご登壇いただき、タイの農業の
現状やこれからのオーガニックビジネスの可能性についてお話しいただきました。
海外では、生産方法だけでなくオーガニックという語源のとおり、本来あるべき姿で
生産物をどのように作り、企画商品をどのように生み出し、流通するかといったビジ
ネス全体をさしているそうで大賀社長の講演の広がりはそういったところからも大変
広く大きな可能性を示されていました。

三人目の講演者は上海烟美餐飲管理有限公司　岡田社長です。実際に上海現地に在住し、
新規店舗開店の準備から運営まで携わられた岡田社長からは非常にバイタリティあふれ、
説得力あるお話をいただき、アジアでの飲食ビジネスの大きな可能性と面白さを伝えて
くださいました。現地での資本政策や採用の問題、メニュー開発まで随所にわたり岡田
社長のこだわりがうかがえる内容でした。

最後は特定非営利活動法人スモールファーマーズの岩崎代表です。ＩＴ業界ご出身の岩崎
代表が農業に目覚め、ベンチャーとして展開してきた遊休地・休耕田活用の農業ビジネス。
現在携わられている週末を活用した新規就農者支援の具体的な取り組みと、その事例につ
いてお話しいただきました。日本特有のご苦労がありながらも、独自の取り組みをされる中、
広がりを見せる今後の農業ビジネスの可能性について熱く語って頂きました。

講演終了後も名刺交換などで活気あふれる会場でご交流いただきました。
次回の関西での開催でも当グループオリジナルの企画をしてまいりますので
皆様ぜひご来場くださいませ。

セミナー告知から開催までのご様子や、講師紹介などダイジェストでFacebookで
ご覧いただけます。

第４１回アジアビジネスカンファレンスｉｎ大阪　フェイスブックページ https://www.facebook.com/events/867104459986118/?fref=ts